飲みやすい日本酒の選び方!初心者にオススメしたい3選

日本酒初心者におすすめの「飲みやすい日本酒」

「これからは日本酒を楽しみたい!」と思っていても、種類が多すぎて選び方がわからない…そんな日本酒初心者に方に、自分好みのお酒を簡単に選ぶポイントやコツをわかりやすくご紹介。手に入りやすいおすすめの日本酒情報もお知らせします。

日本酒はそもそも飲みやすい? ビールや焼酎とは異なる“日本酒沼”

これまでは、ビールや焼酎に比べて日本酒を飲む機会があまりなく、とっつきにくい印象を持っていた方も多いのでは。ビールや焼酎は、CMなどで有名な商品がスーパーやコンビニで手軽に入手できますし、居酒屋などでもオーダーしやすいのは確かです。
しかし、ビールや焼酎に比べて、日本酒が「飲みにくい」わけでは決してありません。

ビール・焼酎・日本酒の違い

アルコール度数を比べてみると、

  - ビール・・・3~8度(大手メーカーのビールは5度程度)
  - 焼酎 ・・・25度前後
  - 日本酒・・・15度前後

ビールは低アルコール、焼酎は高アルコールでも炭酸や水、お湯で割ったり、オンザロックで飲んだりできるのが、飲みやすさの理由です。
では、アルコール度数は中程度、そのままで飲むことが多い日本酒は、「飲みにくいお酒」なのでしょうか?
味わいを比較すると、

  - ビール・・・ホップ由来の苦み、炭酸の適度な刺激
  - 焼酎 ・・・さらっとしたアルコール感、ほかの飲料とのコラボレーション
  - 日本酒・・・お米由来の甘辛味や香り、まろやかな風味

苦みやすっきりとした味わいを感じやすいのが、ビールや焼酎。お酒に爽快感を求める方は「飲みやすい」と感じるかもしれません。

日本酒と相性のよい和食

一方、日本酒は原料のお米由来の豊かな風味が魅力です。日本で古くから飲まれてきたため、「和食」との相性がよいのが特徴。魚料理の生臭さをおさえ、醤油、味噌などの発酵調味料、昆布やかつおぶしなどの旨味成分ともよく調和し、素材の味をより引き立ててくれます。いつものビールや焼酎をなんとなく物足りなく感じたら、日本酒に変えてみると、和食との絶妙なマッチングに驚かされるはずです。

知れば知るほど、ハマる奥深さ

日本酒を飲む女性

日本酒は奈良時代にはすでに歴史に登場するほどの歴史ある伝統の食文化。全国各地に老舗の酒蔵があり、独自のこだわりで味を競っています。
そのため、銘柄が多すぎて、選び方がわからない不便さもあるかもしれません。でも、見方を変えてみると、その分、様々な種類を楽しめる世界とも言えます。
奥深い日本酒は、一度ハマったら、幅広くずっと楽しめる沼。まずは入門編として、ビギナーが飲みやすく感じるお酒の選び方をおさえておきましょう。

初心者はココをおさえれば大丈夫!飲みやすい日本酒の選び方

日本酒ビギナーには、口あたりがよく、香りや味わいに強い刺激がないものがおすすめ。選び方には、「低アルコール」「甘口」「フルーティな香り」の3つのポイントがあります。

低アルコール

アルコールの刺激を感じにくく、口あたりよく飲めるのが、アルコール度数低めの日本酒。缶チューハイは4~6%、缶ビールは5%ですから、ビギナーは10~12度程度の日本酒が飲みやすいでしょう。下記のように、お酒のラベルにアルコール分表示が記載されているので、簡単に見分けられます。

日本酒の裏ラベル

やはり甘口が飲みやすい

普段、甘みのあるカクテルやチューハイに親しんでいる初心者には、やはり口あたりがよい甘口の日本酒がおすすめ。
日本酒には、甘口・辛口の味の基準があり、その目安となるのが「日本酒度」と「酸度」です。「日本酒度」は含まれる糖分の量を示し、一般的に糖分が多い(-の数値が大きいほど多い)と甘口、糖分が少ない(+の数値が大きいほど多い)と辛口に分類されます。
一方、「酸度」は酸味や旨味を示す値で、総合的な甘さ辛さの印象は2つの指標のバランスでかなり変わってきます。「日本酒度」が同じお酒で比べると、「酸度」が高いほど甘味が消されて辛く濃く感じ、低いほど甘く淡麗な味わいになります。
下の図でいうと、「淡麗・甘口」が初心者には比較的飲みやすいでしょう。

【日本酒度・酸度による分類】

日本酒度と酸度による味わいの違い

ラベルを見ると、だいたいの甘さの検討がつきますので、参考に選んでみてください。

日本酒度や酸度は裏ラベルに記載がある場合があります。

フルーティな香りも魅力

日本酒は、醸造工程で使われる「酵母」によって、様々な香りが生み出されます。中でも、「フルーティー」と表現されるのは、りんごやバナナなどのフルーツを連想させる甘い香り。
口の中にふわりと広がる芳香が、甘みを一層ふくらませ、美味しさを増幅します。
「お米が原料なのに、なぜこんなフルーティな香りに?」と日本酒造りの神秘にも感動することでしょう。
お店やネットショップでお酒を選ぶときには、香りに「フルーティー」と書かれているものを選んでみましょう。

ネットショップですぐ買える“飲みやすい日本酒”

最後に「低アルコール」「甘口」「フルーティな香り」のおすすめの日本酒をご紹介。スーパーやコンビニでは見つからない美味しい「飲みやすい日本酒」がすぐに購入できます。

低アルコールで、軽くなめらかな味わい「風よ水よ人よ」

低アルコールで、軽くなめらかな味わい「風よ水よ人よ」

「風」は、刻々と変わりゆく時代の風、「水」は、百年の歳月を経た仕込み水、「人」は、伝統を受け継ぐ蔵人たちの技。そのネーミングにふさわしい、軽やかでなめらかな口あたりが特徴。
12度の低アルコールでビギナーにも飲みやすく、どんな料理とも相性よく楽しめます。
素材の旨味を引き出しながら、口の中をすっきりとさせる効果が高く、食中酒にぴったりのお酒です。リーズナブルにまず日本酒を試したい方におすすめです。

美肌効果も期待。極甘口の純米吟醸酒「金沢美人」

酒処・北陸石川県の数件の生産者が、有機質肥料・減農薬栽培で大切に育てた特別栽培米コシヒカリ「金沢美人」を使用。絹のような口あたり、米飴のような濃密な香りと甘味、たおやかな旨味が特長です。
通常の純米吟醸酒※と比較して、美肌のもととなるアミノ酸を2倍多く含むことから、美容効果も期待できる女性には嬉しいお酒。
※特別栽培米「金沢美人」を使用しない純米吟醸酒(精米歩合60%・当社比)
詩人画家・竹久夢二の優雅な美人画ラベルが、お酒のイメージにぴったり。贈り物にもふさわしい一品です。

ワインを思わせるフルーティで芳醇な香り「瑞秀」

ワインを思わせるフルーティで芳醇な香り「瑞秀」

普段ワインを飲むことが多い方におすすめ。「日本酒にもこんな香り高いお酒があるんだ!」と驚かされる逸品です。
酒米の最高峰「山田錦」の中でも特に選りすぐったものだけを使用し、「中汲み囲い」とよばれる、搾りの際に最も美味しい部分だけを取り分け、さらに低温でじっくりと熟成させたトップクラスの日本酒です。 絹を思わせるなめらかな舌ざわりと何層ものフルーティーな香り。酒職人の技術の粋を尽くした“作品”のような味わいが楽しめます。
日本酒ビギナーにはかなりハイクラスなお酒なので、頑張った自分へのご褒美に、大切な方への贈り物にどうぞ。