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美容と健康のための入浴法 Q&A
深部体温が1度上がるのがよいとされています。深部体温とは直腸で計る身体の中心部の温度のことで、人の深部体温は37℃前後といわれています。皮膚温度はこれより低く、手や足の温度はもっと低くなっています。
深部体温が高まれば末端まで血液が行き渡り、全身の体温が上がって代謝や免疫力、細胞の再生、内臓機能などが高まります。
深部体温が高まれば末端まで血液が行き渡り、全身の体温が上がって代謝や免疫力、細胞の再生、内臓機能などが高まります。
就寝の2~3時間前をおすすめしています。私たちの身体は深部体温が下がってくると眠くなるようになっています。この仕組みを利用して、寝る数時間前にじっくり入浴して深部体温を上げておくと、時間が経つにつれて深部体温が下がり、強い眠気を誘発します。深く質の良い睡眠は健康と美容に欠かせません。寝つきが悪い方も入浴による体温コントロールをぜひ試してみてください。
深部体温の1度上昇の目安は、額にじわっと汗が出るくらいです。長湯はストレスにもなるので、入浴は心地よいと感じる程度でやめるのがベストです。
好きな入浴剤を使ったり、音楽を聴くなど、リラックスしてバスタイムを楽しんでください。ゆったりスローに動き、スローな心構えで入浴すると、より入浴効果が高まりますよ。
温度と入浴時間の目安
温度と入浴時間の目安は以下を参考にしてください。
お湯の温度には好みがありますが、身体に与える影響は大きく違います。皮膚や血管、内臓など身体の機能を支配する自律神経が、温度によって異なる刺激を受けるからです。熱いお湯は身体の活動を活発にする交感神経、ぬるいお湯は身体を休息させる副交感神経に作用します。朝は熱いシャワーや熱めのお風呂に短時間入って身体を目覚めさせ、夜はぬるめのお湯にじっくり入ってリラックスするなど体調や目的に合わせて使い分けてください。
そして特に身体に問題がない方は、できるだけ胸までお湯につかりましょう。温熱で免疫力が高まるので、乳がん予防にもおすすめです。心臓が弱い方、血圧が高い方は、水圧の負担が少ない半身浴や寝湯にするとよいでしょう。その場合は肩を冷やさないようにご注意ください。
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