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入浴剤は心と身体の元気のもと Q&A
入浴剤を使うと、さら湯よりも身体への影響が優しくなります。比較実験でも自律神経の反応が穏やかで、血圧や心拍の急上昇を防いだり、香りによるリラックス効果などが確認されています。
また、入浴剤に含まれる有効成分によって短時間の入浴でも温浴効果が高まったり、低い温度でも熱いお湯で入浴した場合と同様の効果を得ることができるので、目的に合わせたコントロールもできます。
また、入浴剤に含まれる有効成分によって短時間の入浴でも温浴効果が高まったり、低い温度でも熱いお湯で入浴した場合と同様の効果を得ることができるので、目的に合わせたコントロールもできます。
皮膚は最大の臓器といわれ、さまざまな分泌を行い、吸収し、伝える働きをしています。熱や触圧、酸などに敏感に反応する高感度のセンサーともいえます。
薬や食品を口から摂取した方が身体に効きそうに思われますが、実は肌からの吸収は効果も早く、安全性や副作用の面からもとても優れています。図のように経口で薬を摂取した場合は体内での濃度が一度に上がり危険域に達することもありますが、皮膚からはマイルドに吸収されるので副作用も少なく、有効期間も長くなるのが特長です。
薬や食品を口から摂取した方が身体に効きそうに思われますが、実は肌からの吸収は効果も早く、安全性や副作用の面からもとても優れています。図のように経口で薬を摂取した場合は体内での濃度が一度に上がり危険域に達することもありますが、皮膚からはマイルドに吸収されるので副作用も少なく、有効期間も長くなるのが特長です。
類似した効果が得られます。食べると汗が出て身体が熱くなる唐辛子を入浴剤としてお風呂に入れると、身体が温まり発汗が促進されます。温度の低いお湯でも、唐辛子のカプサイシンを肌が感知すると、熱いお湯に入っているように感じます。食べるとスーッと冷たく感じるミントをお風呂に入れると、お湯の温度も低く感じられます。
日本酒を入れたお風呂の場合は、血管が拡張し血流がよくなり、身体が温まる効果が高まります。また、アルコールによる肌の洗浄や、豊富なアミノ酸による美肌効果など、化粧品としての効果も期待できるでしょう。
市販の入浴剤は大別すると3つに分けられます。それぞれの違いを確認してみましょう。
入浴剤の選び方
A. 市販の入浴剤は大別すると3つに分けられます。
(1)薬草系
植物には精油成分があり、ほとんどの植物に何らかの薬効がある。成分や効果を選べば入浴剤として有用。
(2)ミネラル系
肌に皮膜をつくって保温力を高め、湯冷めを防ぐ効果が高い。市販の入浴剤の多くがこれに分類される。
(3)その他
日本酒や炭酸など上記以外のもの。炭酸は血管拡張にとても有効で、入浴効果が注目されている。
身体を温めたい、疲れをとりたい、肌にうるおいを与えたい、香りを楽しみたいなど、目的に合わせて入浴剤を選ぶといいでしょう。薬草などの天然成分は、まれに痒みや湿疹などの副作用が出ることがありますが、入浴剤として使う場合は身体に合わなければ洗い流せるという利点があります。入浴剤は成分がお湯で希釈されるので、体質や好みで分量を加減できるのもよいところです。
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